31歳の男が保険適用で顎変形症の治療を本格的に始めました
私は顎変形症です。
もう中学生になる前かなったくらいのときに「自分の噛み合わせってなんかおかしくね?」って気付いていました。
それに気付いておちょくってくる人間もいましたが、そんな奴に対してはガン無視を決め込んで、なんとかいじめられずにかわしてきました。
もちろん気になってはいたものの、学生当時はお金がかかるからまあいっかで済ませていました。
一時期調べたことはあったのですが、保険適用になり得るというところまではたどり着かず、今まで放置してきました。
ただ、公務員からITエンジニアに転職してリモートワークになり、Zoomで自分自身の喋っている姿とか見る機会が増えると、どうしても気になってきました。
そこで、改めて調べてみたりカウンセリングを受けた結果、治療を受けることに決めました。
顎変形症とは
顎変形症とは上あご(上顎骨)や下あご(下顎骨)の形や大きさの異常、両者のバランスによる咬み合わせの異常(咬合不正)と顔の変形などの症状を示すものです。
引用:
顎変形症|その他|形成外科で扱う疾患|一般の方へ|一般社団法人 日本形成外科学会
私の顎変形症
私の場合はいわゆる「受け口」という下顎が前に出ている(下顎前突)状態です。
上顎骨:やや後方位
下顎骨:著しく前方位
私の下顎前突具合はけっこうひどい部類に入ると思います。
もし抵抗なければ噛んだときの画像がこちらから見られるので見てみてください。
噛み合わないにも程がありませんか?笑
前歯で食べ物なんて噛めたもんじゃありません。
検査の結果、手術の併用が必要な顎変形症と診断され、保険適用の治療が受けられることとなりました。
保険適用の顎変形症治療はどの矯正歯科でもできるの?
結論から言うと、どこの矯正歯科でもできるわけではありません。
厚生労働大臣が定める施設基準に適合しているものとして地方厚生(支)局長に届け出た保険医療機関(顎口腔機能診断施設)のみです。
どうやって探すの?
「施設基準届出受理医療機関名簿 〇〇」(〇〇はお住まいの都道府県名)で検索すると、地方厚生局のページが上位に出てくるはずです。
▼ 例として関東信越厚生局のページをどうぞ。
保険医療機関・保険薬局の施設基準の届出受理状況及び保険外併用療養費医療機関一覧
このページから探したい都道府県の歯科のPDFを開いて「顎診」と検索してみてください。
ヒットした歯科は保険適用の矯正をやっているであろう医療機関です。
気になった歯科は個別にWebサイトを見て、保険適用の矯正をやっているのか調べてみると良いでしょう。
今日までの治療の流れ
今日、初めて矯正器具を装着したのですが、初めて矯正歯科に行ってカウンセリングを受けてから約4ヶ月経っています。
今までやってきたことは下記のとおりです。
全体の治療方針
最後に私の治療方針を紹介して終わります。治療期間は3~3.5年の予定です。
- 上顎両側4番目抜歯 ✔
- 上顎にリンガルアーチ装着 ✔
- 下顎にW型拡大装置装着 ✔
- 上顎と下顎にマルチブラケット装置装着
- 術前矯正(2年程度)終了後、都内医療機関の口腔外科にて手術
- 術後矯正治療(半年~1年)
今度は装置を付けての生活で感じたこととか書こうかな。
*1:矯正器具をはめる空間を作るために歯と歯の間に詰めるゴム